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ー車のエンジンオイル整備完全ガイド:交換の重要性と選び方ー

2026.02.20

 

車のエンジンオイルは、車両のパフォーマンスを維持するために非常に重要な役割を果たします。エンジン内部で発生する摩擦を減らし、エンジンの部品を保護するだけでなく、冷却効果や汚れの除去も担っています。本記事では、エンジンオイルの役割や交換のタイミング、選び方について、車の整備初心者でも理解できるように詳しく解説します。

1. エンジンオイルの役割と重要性

エンジンオイルは、車のエンジン内で発生する摩擦を減らし、各部品を滑らかに動かすために必要不可欠です。エンジン内部は非常に高温・高圧の環境で動作しており、オイルがなければエンジンの部品が直接摩擦し、早期に故障してしまいます。

1-1. 摩擦を減らしエンジンを保護

エンジン内部では、ピストンやクランクシャフトなどの部品が高速度で動きます。これらの部品が摩擦を起こすことで、摩耗や熱が発生します。エンジンオイルは、これらの部品の間に薄い膜を形成し、摩擦を減らして部品を守ります。摩擦が少ないことで、エンジンの効率も向上し、燃費改善にもつながります。

1-2. 温度管理と冷却効果

エンジンは運転中に非常に高温になりますが、エンジンオイルには冷却作用もあります。エンジン内部の高温をオイルで冷却し、エンジンの適正温度を維持することができます。オイルが冷却機能を果たすことで、エンジンが過熱を避け、オーバーヒートを防ぎます。

1-3. 汚れの除去と清浄作用

エンジン内で燃料が燃焼すると、燃焼ガスや小さな金属の破片がオイルに混じります。エンジンオイルはこれらの汚れを吸収して、エンジン内の清浄を保ちます。これによって、エンジンの劣化や不具合を防ぐことができます。

2. エンジンオイルの交換タイミング

エンジンオイルは、車が長期間使用されることで汚れや劣化が進行します。オイルが劣化すると、エンジンの性能が低下し、最悪の場合エンジン故障を引き起こす可能性もあります。そのため、エンジンオイルの定期的な交換が欠かせません。

2-1. 交換の目安とタイミング

エンジンオイルの交換タイミングは、使用する車両やオイルの種類によって異なりますが、一般的には以下の目安が推奨されています。

  • オイル交換の頻度:一般的には5,000km~10,000kmごとに交換が推奨されています。ただし、オイルの種類や車の使用状況によって異なりますので、車の取扱説明書を確認しましょう。
  • 使用環境による調整:頻繁に長距離走行をする車両や、高温・高負荷の条件下で使用される車両では、交換頻度が早まることがあります。逆に、街乗りや短距離走行が多い場合でも、定期的にオイルをチェックすることが大切です。

2-2. オイル交換のサイン

エンジンオイルは交換時期が近づくと、以下のサインを見せることがあります。これらのサインを見逃さないことが、エンジンを長持ちさせるために重要です。

  • エンジン音が大きくなる:オイルが劣化すると、エンジン内部の摩擦が増え、エンジン音が大きくなることがあります。
  • オイルの色が黒くなる:新しいオイルは透明から琥珀色ですが、汚れが溜まると黒く変色します。オイルが黒くなった場合、交換のサインです。
  • エンジンの振動:オイルが劣化していると、エンジンがスムーズに動作せず、振動が増えることがあります。

3. エンジンオイルの選び方

エンジンオイルの選び方には、車両や使用状況に応じたポイントがあります。適切なオイルを選ぶことで、エンジンの寿命を延ばし、性能を最大限に引き出すことができます。

3-1. オイルの種類と特性

エンジンオイルには大きく分けて、以下の3つの種類があります。それぞれの特性を理解し、車に合ったオイルを選びましょう。

  • 鉱物油(ミネラルオイル):天然の鉱物油を基にしたオイルで、安価で手に入りますが、劣化が早く、頻繁に交換が必要です。通常の使用環境の車に適しています。
  • 合成油(シンセティックオイル):化学的に合成されたオイルで、耐熱性、耐摩耗性が高いです。高性能なエンジンや過酷な走行環境に適しており、交換の頻度も少なくて済みます。
  • 部分合成油(セミシンセティックオイル):鉱物油と合成油の中間に位置するオイルで、両者の良い部分を持っています。コストパフォーマンスが良く、一般的な車に適しています。

3-2. 粘度の選定

オイルの粘度は、オイルの流動性を示す指標であり、適切な粘度を選ぶことでエンジンの動作がスムーズになります。粘度は、「10W-30」などのように表記され、最初の数字は低温時の流動性、Wは冬季(Winter)を意味し、後ろの数字は高温時の粘度を表します。

  • 寒冷地用:寒冷地では低温時の粘度が低いオイル(例えば、0W-20など)が適しています。
  • 温暖地・高温使用:暖かい地域や長時間走行する場合は、より高い粘度(例えば、10W-40など)のオイルが適しています。

3-3. 車種に合ったオイル選び

車両によって推奨されるオイルの種類や粘度が異なるため、取扱説明書に記載されたオイルの仕様を確認することが重要です。また、スポーツカーや高性能車の場合は、高性能の合成オイルを選ぶことが推奨されます。

4. エンジンオイル交換の手順と注意点

エンジンオイルの交換は、自分で行うことも可能ですが、車の構造によっては専門知識や設備が必要です。以下に、基本的なエンジンオイル交換の手順を紹介します。

4-1. エンジンオイル交換の手順

  1. 車をジャッキアップ:車を安定した場所に停め、ジャッキを使って車を持ち上げます。
  2. オイルパンのドレンボルトを外す:エンジンオイルが排出される場所(オイルパン)のドレンボルトを外し、古いオイルを排出します。
  3. 新しいオイルを注入:ドレンボルトを締め直し、新しいオイルを規定量注入します。
  4. オイルフィルターの交換:オイルフィルターが汚れている場合は、フィルターを交換します。

4-2. 注意点

  • オイルの規定量を確認する:オイルを入れ過ぎると、エンジン内部に不具合を引き起こすことがあるため、規定量を守りましょう。
  • オイル漏れを確認:交換後はオイル漏れがないか確認し、漏れがあればすぐに修理しましょう。

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